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▲アイカ工業 廃材を活用した2種類のメラミン化粧板を開発

 アイカ工業(株)は、製品の端材・不良品を活用したメラミン化粧板と廃棄繊維素材を活用したメラミン化粧板の開発に成功したと発表した。

 同社の主力製品であるメラミン化粧板は、家具・什器・パーティションの表面材として広く使用されている建築素材。原材料の50%程度が紙であり、バイオマスを利活用する製品として、(一社)日本有機資源協会のバイオマスマーク(バイオマス度50%)を2013年3月に取得しているが、より地球環境に優しい製品へと進化させるべく、サステナブルなメラミン化粧板の開発を進めてきており、今回2種類の廃材を活用した製品の開発に成功した。

 1つは、メラミン化粧板の製造工程で生じる製品端材や不良品を粉砕し、原材料の一部に活用したメラミン化粧板。端材・不良品の一部はサーマルリサイクルしているものの全量の活用は難しく、一定量を産業廃棄物として処理しているが、同製品が実用化すれば、産業廃棄物の削減につながる。将来的には製品として使用されたメラミン化粧板を回収・再利用することも視野に入れている。

 もう1つが、古紙や廃棄衣類などが再資源化されたものを意匠層に活用したメラミン化粧板。特に大量の衣類廃棄物が社会問題となる中で同製品が実用化すれば、それらの廃棄物の利活用方法拡大につながり、循環型社会の推進・実現に寄与する。

 両製品とも、3月12日より開催される店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2024」に参考出品する予定である。

アイカ工業のホームページ
https://www.aica.co.jp

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